9番法輪寺まで急勾配の参道、石段はなかったが「切幡寺」333段の石段は急勾配でかなり苦しい。
9番から10番へは県道12号から県道237号交差点を右折道なりに行くか、法輪寺を北へ県道139号を西へ県道237号交差点を右折徳島道ガードをくぐれば駐車場に着く。新たに建立された山門があり、参道に入り杖無し橋を渡り、進んでいくと山道と石段に分岐されています。そこに【是より三百三十四段】とかかれた石碑が立っていました。ここからは、鬱蒼とした森、先の見えない急勾配の石段が続き厄除け石段を越えると視界が開け本堂、大師堂、鐘楼、納経所、大塔に迎えられます。
ベンチに腰を下ろし休んでいると、横の老人が「ここは由緒あるお寺で他では見ることのできない物が幾つかありますよ」と教えていただいたのは、土塀に5本の薄い金色の線、本堂に掛けられた本尊の看板です。観世音の世の文字が異なる
境内の奥に美しい観音像がある。この寺の伝説にまつわる観音像も祀られています。この地を訪れた大師が手甲脚絆を繕う為に機織の娘に布を所望したら機織中の布を惜しげもなく切り取り差し出した。大師は娘の願いどうり千手観音を刻むと娘は即身成仏して千手観音に変身したといわれています。大師は、嵯峨天皇に申し出、切幡山中腹に寺を建立した。