八坂寺と浄瑠璃寺とは800mぐらいしか離れていない。同じ道路沿いで、少し入ったところにあります。寺の入り口には赤い極楽橋と山門が一緒になっています。参道の左に鐘楼、正面に鉄筋コンクリートの本堂、左に大師堂があります。寺歴は古く大宝元年の創建で寺号は創建時八つの坂を切り開いて道を作ったことにちなんでいます。修験の根本道場として繁栄し、紀州熊野権現や十二社権現を祀り熊野山八王子と称し僧兵を置いていたともいわれる。本尊は高さ3尺の寄木造りの坐像で県の重要文化財となっています。鎌倉初期の石像や宝篋印塔なども多い。遍路の元祖といわれる、衛門三郎の出生地はここだ。