阿波路の霊場 ”発心の道場”と呼ばれる阿波路の札所は、1番霊山寺から日和佐の薬王寺にいたる 23カ寺。前半は徳島平野に点在するが、後半は山中深く難所が連続する。
1番 靈山寺 | 2番 極楽寺 | 3番 金泉寺 | 4番 大日寺 | 5番 地蔵寺 |
6番 安楽寺 | 7番 十楽寺 | 8番 熊谷寺 | 9番 法輪寺 | 10番 切幡寺 |
11番 藤井寺 | 12番 焼山寺 | 13番 大日寺 | 14番 常楽寺 | 15番 国分寺 |
16番 観音寺 | 17番 井戸寺 | 18番 恩山寺 | 19番 立江時 | 20番 鶴林寺 |
21番 太龍寺 | 22番 平等寺 | 23番 薬王寺 |
土佐の霊場”修業の道場”とよばれる土佐路の札所は、室戸岬にある24番最御崎寺から、宿毛の39番 延光寺にいたる16カ寺、途中には神峰寺の難所がある。
24番最御崎寺 | 25番 津照寺 | 26番金剛頂寺 | 27番 神峰寺 | 28番 大日寺 |
29番 国分寺 | 30番 善楽時 | 31番 竹林寺 | 32番禅師峰寺 | 33番 雪蹊寺 |
34番 種間寺 | 35番 清滝寺 | 36番 青龍寺 | 37番 岩本寺 | 38番金剛福寺 |
39番 延光寺 |
伊予路の霊場”菩提の道場”と呼ばれる伊予路の札所は、40番観自在寺から65番三角寺に至る26カ寺。 難所に60番横峰寺があり、札所の多くは道後平野と瀬戸内沿いにつらなる。
讃岐路の霊場”涅槃の道場”と呼ばれる讃岐路の札所は、66番雲辺寺から結願所である88番大窪寺にいたる23カ寺。 讃岐平野から瀬戸内沿いに由緒ある古刹がつらなる。中心となる善通寺は弘法太師誕生の地で札所めぐりの白眉。
66番 雲辺寺 | 67番 大興寺 | 68番 神恵院 | 69番 観音寺 | 70番 本山寺 |
71番 弥谷寺 | 72番曼茶羅寺 | 73番出釈迦寺 | 74番 甲山寺 | 75番 善通寺 |
76番 金倉寺 | 77番 道隆寺 | 78番 郷照寺 | 79番 天皇寺 | 80番 国分寺 |
81番 白峰寺 | 82番 根香寺 | 83番 一宮寺 | 84番 屋島寺 | 85番 八栗寺 |
86番 志度寺 | 87番 長尾寺 | 88番 大窪寺 |
四国八十八ヶ所を巡拝することを一般に遍路といわれています。お遍路さ んの鈴の音とヒバリのさえずりとともに四国路の 春は訪れます。菅笠に 白 装束、手に金剛杖を持ち、真実一路の鈴振りながらご詠歌をうたい霊 場ご とに納経していく姿は、千余年の昔から 今に変わらぬ四国の春の風 物詩 です。 四国八十八ヶ所巡拝は、弘法大師信仰のひとつで、起こりは大師入 定(死去)後、高弟の 真済がゆかりの 遺跡を慕って巡り歩いたことによると云 われています。八十八という数字については、人間の厄年男 42・女33・子供13の年の合 計であるとか、 人間の88の煩悩を表すとか、弘法大師が唐から持ち帰った釈尊遺跡八搭の霊土にちなんで、その8を重ねたとも伝えられますが、定説 はありません。